彼氏と付き合い始めて2年。
一見平和な関係に見えていたけれど、小さな不満や愚痴が積み重なっていたのは事実だった。
彼が仕事で疲れているからと、私はいつも自分の気持ちを押し殺し、彼に合わせることが増えていった。
セックスも減り、スキンシップも少なくなり、どこかで私たちの関係には小さな綻びが生じ始めていた。
でも、そんな不満を表に出すのが得意じゃない私は、彼に何も言わずに静かに我慢してきた。
心の中で何度も不満を感じながらも、言葉にしないのが私の癖。
日常の中で小さな違和感を抱えながらも、関係が完全に破綻することはないだろうと、どこかで信じていた。
彼の前ではいつもお淑やかで、優しく接する私。
しかし、そんな私の思いを一瞬で打ち砕くような彼の一言が、その夜、私の心に深い傷を残した。
目次
「フェラ、下手だよね」――その一言が私を変えた
その日、ベッドで彼が言った一言が私の心に深く突き刺さった。
「フェラ、下手だよね」
一瞬、何を言われたのかわからなかった。
心臓が止まるような気がして、次の瞬間には胸がズキッと痛んだ。
だけど、いつも通り何も言わず、ただ静かにその言葉を受け流すしかなかった。
怒りと傷つきが胸の中で静かに渦巻いていたけれど、彼に反論することはできなかった。
私はいつも我慢する。
何も言わずに耐えて、彼に合わせて自分を抑える。
そうすることで、関係が壊れるのを避けてきたから。
でもその日、彼の言葉は私の中で何かを変えた。
「フェラが下手って…。別に私は風俗嬢じゃないのに…」
そう心の中でつぶやいた瞬間、ふと「じゃあ、風俗にでも行けば?」という言葉が浮かんだ。
そして、その次に頭に浮かんだのが、最近耳にする女性用風俗という世界だった。
彼へのあてつけ、そして腹いせ――私は静かに、決心した。
事前カウンセリング――私の思いを打ち明ける
決意したその夜、私はベッドに横たわりながらスマホで女性用風俗を検索した。
いくつかサイトを見つけ、その中の一つに「特訓コース」というメニューがあったのが目に留まった。
私はすぐにLINEでカウンセリングの予約を入れた。
数分してLINEの画面にセラピストからの返信が届いた。
「どうされましたか?」とシンプルな質問に、少しだけ緊張しながら、私は打ち明けた。
「彼に、フェラが下手だって言われて…自信をなくしてしまったんです」
返信は驚くほど優しかった。
「それは辛かったですね。ゆっくり練習していきましょう。無理せず、少しずつ慣れていきますから安心してください」という言葉に、私は少しホッとした。
初対面――緊張の特訓スタート
予約の日がやってきた。
指定された場所に向かうと、待ち合わせたセラピストは想像以上に優しい雰囲気で、私の緊張をすぐに感じ取ったのか、
柔らかい笑顔で「大丈夫ですよ、今日はゆっくり進めましょう」と声をかけてくれた。
部屋に入ると、私は目を伏せながら小さな声で「フェラが下手って言われて…」と打ち明けた。
彼はすぐに私の肩を軽くポンと叩き、「それなら一から教えていきましょう」と優しく言ってくれた。
その言葉に少しだけ肩の力が抜け、私は安心して彼に身を委ねることができた。
少しずつ自信を取り戻す――特訓が進むたびに変わる私
最初はぎこちない動きしかできなかった。
口に含む感覚さえ慣れていなかったし、舌の使い方もどうすればいいのかよくわからなかった。
でも、彼は私のペースに合わせて、優しくリードしてくれた。
徐々に舌を動かす感覚や、彼が教えてくれたリズムに慣れていくと、少しずつ自信が湧いてくるのがわかった。
男性が自分のおかげで気持ち良くなっている姿を見るのは、不思議と私にも快感だった。
彼が喘いだり、体を震わせたりするのを見て、
「あ、私でもできるんだ」と心の中で静かに感じた。
その満足感は、彼氏への復讐という目的以上に、自分の自信を取り戻すことに繋がっていった。
彼氏を腰砕けにする――復讐のはじまり
再び彼氏に会う日がやってきた。
彼を見返すつもりではあったけれど、私の中にはもう少し別の感情も芽生えていた。
それは自分に自信が持てたことへの誇りだった。
とはいえ、今日の目的は明確。
彼を腰砕けにして、自分の強さを見せることだ。
ベッドに入る前、私は「今日は私がしてあげるね」と、いつもより少しだけ自信に満ちた声で提案した。
彼はいつもの余裕を見せながら「じゃあ、よろしく」と笑ったけど、
その表情が少しずつ崩れていくことになるとは、彼はまだ知らなかった。
まずは、彼の胸に優しく触れながら乳首を舐め始めた。
舌先で円を描くようにゆっくりと刺激し、彼の呼吸が少し乱れるのを感じる。
「どう?」と耳元で囁くと、彼は無言のまま、少し戸惑った表情を見せた。
次に、彼の玉を舐め始めた。
セラピストから教わった通り、丁寧に優しく舌を這わせると、彼の体がピクンと反応する。
彼は少しずつ息を荒げていき、私は心の中で優越感を感じていた。
彼の余裕が徐々に崩れていくのを感じるのが、快感だった。
そして、フェラに移った。
私は彼の様子をじっくり観察しながら、セラピストから教わった寸止めのテクニックを駆使する。
絶妙なタイミングで止めるたびに、彼の体が痙攣し、必死に「もうやめて」と懇願する。
そのたびに私は、「まだでしょ?」と微笑みながら、彼をもてあそぶように再び刺激を加えた。
彼の体が限界に近づいているのは明らかだった。
言葉責めを加えながら、寸止めを繰り返す。
「どう?気持ちいい?」
「ねぇ、もっと欲しい?」
彼はいつもの強気な彼氏ではなくなっていた。
私にすがりつくように、「お願い、もう…」と弱々しく声を出すその姿は、まるでM男のようで惨めに思えた。
私が完全に優位に立っていた。
最後の瞬間
寸止めを何度も繰り返すたび、彼の体は限界に近づいていくのがはっきりとわかった。
彼の瞳には焦りが浮かび、喉から絞り出すように「もう、やめて…」という声が漏れる。
普段は強気で余裕たっぷりの彼が、今では私に支配され、弄ばれている。
「どうして欲しいの?ちゃんと言って」
私は微笑みながら、彼をじらし続ける。
彼は顔を赤くして、屈辱感と快感が入り混じった表情を浮かべ、とうとう観念したように「お願いだから、もうイかせて…」と懇願してきた。
その瞬間、私は心の中で静かな勝利感を感じた。
彼を支配する感覚が、私にとっては何よりの復讐だった。
ゆっくりとフェラを再開し、今度は寸止めせずに、最後まで彼を導いていった。
彼は最後の一瞬、腰をガクガクと震わせ、声にならない悲鳴を上げながら、体全体を硬直させた。
そして、まるでお漏らしするように、全身を震わせながらイッてしまった。
「みっともな…」
私は心の中で何かがスッと晴れるのを感じた。
「そして私は、彼を捨てる」――静かな決別
復讐は完了した。
彼は私の手の中で完全に支配され、いつもの強気な態度が消え去った。
それでも「フェラが下手」だったか、聞いてやりたいぐらいだった。
ベッドの中で横たわる彼を見下ろしながら、私は静かに決心を固めた。
この関係は、もう終わりにしようと。
私の中で、彼氏への愛情はすでに冷めていた。
思えばこの復讐劇は、彼を見返すためではなく、私自身を取り戻すための戦いだった。
彼に捧げるセックスではなく、私自身のためのセックス。
そのことに気づいた時、私はもう彼のそばにいる必要はないと悟った。
「もう、私には必要ない」
私はそう心の中で呟きながら、彼を見下ろしていた。
彼は疲れ果てて、私に感謝の言葉を口にするどころか、ただ疲れた顔で私を見ているだけだった。
その姿を見て、私は静かに笑った。
彼を捨てる決意は固まっていた。
これからは、私のために生きる。
もう彼に縛られることはない。
静かな満足感とともに、私はその場を立ち去った。
この一連の出来事を通じて、私はただの復讐心だけで動いていたわけではなかった。
自分自身を取り戻すためのプロセスだった。
彼氏を支配することで、自分に自信を取り戻し、再び自分らしい自分でいられるようになったのだ。
静かに復讐し、そして静かに彼との関係を終わらせた私は、もう次の一歩を踏み出していた。
これからは、私自身のために生きていく。