毎朝、満員電車に揺られながら、スマホを見つめる日々。
仕事は順調で、職場でも「真面目で優しいね」と言われることが多い。
特に大きな悩みもなく、日常が淡々と過ぎていく中、ふと心がざわつく瞬間がある。
そんなこと、誰にも話したことはないけど。
電車で押されるとき、無意識に「痴漢」のことを頭に思い浮かべる自分がいる。
現実では絶対に嫌なこと。
でも、なぜかそのシチュエーションを想像すると、体のどこかで緊張感が走る。
自分でもその感覚の正体が分からなかった。
ただ、そういえば、痴漢ものの漫画や体験談を読んだとき、どこかで興奮している自分がいたことを思い出す。
目次
痴漢されたい?無意識の願望に気づいた私
「痴漢されたい」なんて思ったことは一度もなかった。
現実では絶対にされたくないし、そんなことがあったら、怖いに決まっている。
普段はそんなことを考えることもなく、日常を淡々と過ごしていた。
でも、ある日、ふとした瞬間に自分の無意識の願望に気づいてしまった。
きっかけは、セルフプレジャーの最中だった。
何気なく妄想していたシーンが、まさに痴漢されるシチュエーションだったことに気づいた瞬間、胸がざわついた。
何よりも、そんな自分に戸惑った。
でもたしかに、何気なく痴漢ものの漫画を読んだり、SNSで体験談を見つけては、それに見入っている自分がいたことを思い出す。
それが偶然の妄想ではなく、何度も繰り返し頭に浮かんでいることに気づいたとき、「私、もしかして…」と、はじめて自分の欲望を自覚し始めた。
でも、なぜ痴漢されるシチュエーションに興奮するんだろう?
その理由は、普段の私が自分で全てをコントロールしている状況に疲れているからかもしれない。
いつもは「良い子で真面目な私」を演じ、周囲の期待に応えようとする。
だけど、心の奥では誰かに支配されてみたい、自分の手に負えない状況に身を委ねてみたいという欲望があったのかもしれない。
掲示板に投稿…抑えきれない背徳感と後悔
自分の中に隠れていた痴漢されたいという欲望を意識してから、どんどん興味が膨らんでいった。
現実では嫌だと分かっているのに、妄想の中ではそのシチュエーションが私を魅了して離さない。
どうしようもなくなった時、ネットで「痴漢募集掲示板」を目にした。
「え、こんなものがあるんだ…」と驚きつつ、どこか好奇心が抑えられなくなった。
それこそ最初は軽い好奇心だった。
実際に誰かと会うつもりはないし、現実で痴漢されたいわけじゃない。
なのにある時、好奇心が抑えられなくて、つい投稿してしまった。
匿名だからという油断もあったと思う。
心臓がバクバクして、とても落ち着かなかった。
投稿してから、すぐに何人かの男性から返信が来た。
その時は背徳的な興奮に襲われたけれど、後になって怖さがじわじわと広がってきた。
「私、こんなことして本当に大丈夫なの?」って。
もし誰かにバレたらどうしよう、という不安や恐怖が押し寄せ、どうしても後悔が消えなかった。
安全な場所を探して…性感マッサージとの出会い
私は本当は、誰かと現実で会ったり、痴漢されることを望んでいるわけじゃない。
それなのに、あの背徳感のせいで興奮し、止まらなくなってしまった自分が怖かった。
この欲望をどう扱えばいいのか分からないまま、インターネットを検索していた時、偶然たどり着いたのが「女性用風俗」や「性感マッサージ」の世界だった。
「ここなら誰にも知られず、安全に自分の欲望を解放できるかもしれない」と思った。
ページを読み進めるうちに、「マッサージ痴漢」というメニューが目に飛び込んできた。
現実の痴漢は絶対に嫌だけど、ここでは完全に安全な環境で、しかもそのシチュエーションを体験できる。
誰にもバレないし、現実のリスクもない。
その安心感の中で、私は少しだけホッとし、そして少しずつ期待も膨らんでいった。
LINEでのカウンセリング…勇気を出して打ち明けた願望
サイトで性感マッサージの詳細を見て、まずはLINEでカウンセリングをした。
顔を合わせずに自分の悩みを打ち明けられるのは、少しだけ気が楽だった。
私はゆっくりとメッセージを送りながら、
「実は痴漢される妄想に興奮してしまうんです…」と正直に伝えた。
セラピストはとても優しく、驚くこともなく、
「大丈夫ですよ。あなたが安心できるように進めますからね」と返信してくれた。
その言葉に、胸の中の緊張が少しだけほぐれていった。
誰にも言えなかった願望を打ち明けることで、少しずつ解放されるような気がしていた。
そして、実際に予約を入れた当日。
初めての対面が緊張でいっぱいだったけど、LINEでのやり取りがあったおかげで、不思議と心は落ち着いていた。
安心の中で体験する「マッサージ痴漢」
最初のオイルマッサージはとてもリラックスできた。
セラピストの手が肩から背中を優しくほぐしていく。
その瞬間だけは、ただマッサージを楽しんでいるような感覚だった。
でも、次第に手の動きが変わっていった。
ペーパーショーツ越しに、オイルが脇から胸の周りを滑っていく。
さらに手がゆっくりと下半身に近づくと、自然と体が緊張し、心臓がバクバクと脈打ち始めた。
内ももから、だんだんとお尻のほうに手が触れるようになる。
初めは通り過ぎていた手が、さらに敏感な部分をかすめていく。
そのさりげなさに、「今のは偶然かも?」と戸惑いを覚える。
…段々と痴漢されているような感覚が胸の中に広がっていった。
何かがおかしいという違和感とともに、緊張と興奮が一緒に押し寄せてきて、さらに心臓がバクバクし始める。
「今、私、本当に痴漢されている…」。
その感覚が、まるで現実に起こっているように錯覚させた。
まるで満員電車で痴漢されているかのような、得体の知れない興奮と背徳感が押し寄せてきた。
私の頭の中で、かつての妄想や、掲示板に投稿した時の興奮がよみがえってきた。
オイルが滑る感覚と彼の手が私の肌をなぞるたびに、頭の中で痴漢ものの漫画や体験談がフラッシュバックする。
彼の手が触れるたびに、現実の恐怖とは無縁の世界に私は没頭していった。
触れられるたびに、体の奥からじわじわと快感が広がっていく。
漫画やネットで読んだ体験談が現実に変わる瞬間だった。
今ここにいるのは、安全で、そして完全に支配された私。
それが何よりも心地よかった…
痴漢されたいという欲望を受け入れた私
翌朝、いつもと同じ満員電車に揺られながら、私は自分の中の変化に気づいた。
長年、誰にも言えなかった痴漢されたいという欲望が、昨日の体験で少しだけ受け入れられた気がした。
現実の痴漢は決して許されるものではないけれど、私の中にある後ろめたい願望を解放する場所があった。
性感マッサージという、安全で誰にも知られない空間で、私は自分の秘めた気持ちを受け入れることができた。
もし、あなたも私と同じように、自分の中に隠れている欲望に戸惑っているなら、性感マッサージを考えてみてもいいかもしれない。