黒髪ロングに赤いリップ、黒を基調にした服で身を包む私は、職場でもどこか近寄りがたい存在だとよく言われる。
自信があって、強くて、男にもモテる――そんな印象を持たれることが多い。
ネイリストとしてキャリアを積んで、外見にも気を使っているし、それが当たり前だと思っていた。
昔から「美人だね」「モテるでしょ?」と褒められることに慣れていて、私もその自覚はあった。
でも、そんな外見や振る舞いとは違う私が、心の奥に隠れている。
表向きは強い女性を演じているけど、本当の私は、誰かに支配されたい、甘えたい。
そんな願望がずっと渦巻いていた。
強気な鎧を脱ぎ捨て、好きな人にペットのように扱われたいという願望。
それを抱えていることが異常なんじゃないかと、誰にも言えないまま、ずっと一人で押し込めてきた。
目次
調教願望の目覚め:抑えきれない興奮と葛藤
当時はまだ自覚がなかった「調教されたい」という欲望に気づいたのは、
ある時、酔った勢いでクズ男とワンナイトをしてしまった時のことだった。
柄にもなくかなり酔っていて、正直その場のノリでの出来事だった。
彼は手慣れた動きで、私の体をまるで物のように扱い、私に対する配慮なんてまるでなかった。
いつもなら「雑だな」と思って終わりなのに、その時は違った。
首を絞められて、手枷をつけられた瞬間、心の奥で何かが弾けた。
強引に支配されることに、私は言葉では表現できないほどの興奮を感じていた。
その時から、私はもっと激しいプレイを求めるようになった。
首輪をつけられ、涙目になりながらご主人様に従順に従う私。
心の中でそんな想像が広がるたびに、どうしようもない興奮に襲われる。
いつも自分が強く振る舞っている反動なのかもしれない。
普段、誰かに頼ることができない分、
心の奥では無力な女の子として扱われたいという屈折した願望が強くなっていた。
調教願望を抱えながらの試行錯誤
そんな自分の中の願望を持て余して、マッチングアプリを試したり、ハプニングバーに足を運んでみたりしたこともあった。
けれど、そこにいる男たちは私が求めるものを理解してくれなかった。
遠慮されてしまう自分、誰にも完全に支配されることができない私。
強引に扱われたいと願っているのに、実際には相手が私を「大事にしすぎて」どこか力を抜いてしまう。
そのギャップが、ますます私を孤独にさせた。
そんな中、ある日SNSで偶然目にしたのが「女性用風俗」という言葉。
正直、最初は驚いた。女性が風俗を利用するなんて…。
でも、詳しく調べるにつれて、「もしかしたら、ここでなら私の願望を叶えてもらえるかもしれない」と感じるようになった。
だから、思い切って予約を入れてみた。
調教願望を解放してくれた女性用風俗
予約をした瞬間から、期待と不安が入り混じった気持ちでいっぱいだった。
実際に自分の願望を口に出すなんて、今まで想像もできなかったこと。
でも、私はもう限界だった。
誰にも言えない願望を、ようやく解放できるかもしれないという気持ちで、胸が高鳴っていた。
少し冷たい目のセラピストと対面すると、彼はとても落ち着いた表情で私を迎えてくれた。
最初に彼に自分の願望を打ち明けたとき、声が震えていたのを覚えている。
でも彼は、何一つ驚くことなく、ただ優しく「大丈夫ですよ」と言ってくれた。
その言葉に、少しだけ肩の力が抜けた。そして、彼に全てを委ねることに決めた。
調教してくれて「ありがとう」と思えた
ホテルに到着して、私の心臓はまるで爆発しそうなほど高鳴っていた。
服を脱ぎ、彼の指示通りにひざまずいたとき、全身が震えていた。
目隠しをされ、首輪をつけられた瞬間、私の視界は真っ暗になり、鼓動だけが自分の体に響くのを感じた。
頭を踏まれた瞬間、心の中でわずかに抵抗する気持ちが芽生えたけれど、それがすぐに消え去った。
恥ずかしさと屈辱が体を支配する一方で、それが逆に私を興奮させていた。
私はこれを望んでいたのだと、その瞬間に確信した。
彼の声が耳元で響き、「ごめんなさい」と何度も呟きながら、私はただ彼に従った。
強引に首輪を引っ張られながら、私の体は完全に彼に支配されていた。
苦しさと快感が入り混じり、頭がぼんやりとしていく。
それでも「やめてほしいけど、やめてほしくない」という矛盾した感情が私を支配していた。
彼に全てを任せ、もののように扱われる私。
これまで「大事にされすぎて」満たされなかった自分が、今、初めて本当に欲しかったものを手にしているのを感じた。
首を絞められ、体を弄ばれ、何もできないまま背後から強引に挿入された時、私は完全に無力になっていた。
普通なら嫌がる状況でも、その無力さに快感を感じていた自分がいた。
本当の私はここにいる、そう思った。
本当の自分に出会えた瞬間
プレイが終わり、彼が優しく私を抱きしめ「お疲れ様」と言ってくれた時、涙が溢れそうになった。
これまで誰にも理解されず、遠慮されることばかりだった私の調教願望。
それが、ここでやっと満たされたんだ。
「ありがとう」
その言葉が、心の中で静かに響いた。
私は、ずっと抑え込んできた自分を解放し、初めて本当の自分に出会えた気がした。
あなただけじゃない、同じ願望を抱える女性へ
もし、あなたも私と同じように「調教されたい」という願望を抱えているなら、それは決して異常なことじゃない。
私も、ずっと一人でこの欲望を抱えて苦しんできた。
でも、こうして自分を解放してみたら、驚くほど救われた。
あなたも同じなんだ。
私だけじゃなく、たくさんの女性が同じように誰かに支配されたい、ペットのように扱われたいという願望を秘かに抱えている。
今はまだ不安かもしれないけど、その気持ちを解放することで、本当の自分を見つけられるかもしれない。
だから、怖がらないで。
あなたも、私と同じように救われる日が来るはずだから。